【剧情】白猫温泉物语2 – 第三章(日文)
心霊射的
ルミエ:ひえええっ!? 鬼ぃ〜〜〜!
オドロ:それはただのお面なんだな。
ルミエ:さっきまで出店なんかなかったのに……
オドロ:この島で超常現象が起きてるみたいだね。
ルミエ:なにそれ、怖い……くわばらくわばら……
オドロ:なんだい。魔除けのお札なんか出して……
ルミエ:他にもあるよ。パワーストーンに唐辛子、八角形の鏡に……
オドロ:おかしいな〜。今までそんなの、持ってなかったのに。
ルミエ:だって、わたしには幽霊が取り憑いてて……
ルミエ:ひええっ!? またでたー!!!
オドロ:その幽霊、見えるようになったんだね。
ルミエ:うん。前にね、幽体離脱を経験したの。そしたら霊感が身について……
オドロ:よかったね。私の娘なのに霊感がまったくなかったから。
ルミエ:やだよ……勝手に物が動いたり、突然破裂音がしたり……
ルミエ:それが自然現象じゃなくて、幽霊の仕業だったなんてぇ!
オドロ:<怪談師>にとってはいいことじゃないか。
ルミエ:そ、そうだけど……
オドロ:立派な怪談師になると言ったのは嘘かい?
ルミエ:嘘じゃないよ!わたしはダディに負担をかけないために……
ルミエ:……だから、怖いけど我慢する。
オドロ:……そうか。それにしても、さすがはアオイの島だね。観光客がいっぱいだ。
ルミエ:温泉で有名なんだよね?
オドロ:そうなんだな。それで<おばけの島>のPRに役立つかもと、バケコちゃんに調査を頼まれたんだ。
ルミエ:なら、いわくつきの宿とか心霊スポットとか、寄り道しちゃダメだよ。
オドロ:どうして? せっかくカメラを持ってきてるんだから、心霊写真の一つや二つ……
ルミエ:これは護身用だよ。ほら、幽霊ってカメラのフラッシュに弱いって聞くし……
オドロ:やれやれ……
ルミエ:でも、記念撮影くらいはしたいよね。
ルミエ:あ、あそこの橋の上で撮ろう。ダディ、カメラお願い。
オドロ:はいはい。わかったから、焦らずゆっくりね。
ルミエ:ダディ〜、準備できたよ〜。
オドロ:えっと……このボタンを押せばいいんだな。
オドロ:はい、チーズ。
<ルーントイカメラ>はシャッターを切ると、幽霊の口から写真を吐き出す仕組みだ。
ルミエ:どう? 撮れた撮れた?
オドロ:待って。今、写真を乾かすから。
オドロが写真を振ると、橋の真ん中に立つルミエの姿が浮かび上がってきた。
ルミエ:白目になったりしてないかな……
オドロ:大丈夫みたいだよ。
ルミエ:ほっ……
オドロ:でも、おかしいな〜、おかしいな〜。
ルミエ:え?
オドロ:ここ、ルミエが両手でピースしてるだろ。なのにもう一本、間にスーと手が生えて……
ルミエ:ひえええっ!? 3本っ!?
ホメ様:ソーリーね。それ、ミーの腕。
オドロ:おや、このひとが後ろに写り込んでいたのか。
ルミエ:あわわわ……わ……わ……
ホメ様:ワッツ!? 気絶?
オドロ:ちょっと、医者を探してきますので娘を看ていてもらえますか?
ホメ様:親子の絆。ベリーナイスね。