【剧情】白猫温泉物语2 – 第七章(日文)
怒れるホメ様
ゴエモン:誰かが言った、温泉といえば露天風呂と。
キャトラ:ぶるぶる……それは知らないけど、なんでこんなところに施設を……
セオリ:この山からはアオイの国を一望できる。
セオリ:湯に浸かり、優美な景色を堪能する……考えたなゴエモンはん!
ホメ様:…………
アイリス:ホメ様が景色を眺めているわ。
キャトラ:気に入ってくれてるみたいね。
ホメ様:巨大滑り台に、プラネタリウム……あれはフィットネスジムね。
ゴエモン:いかにも。更には親子も楽しめる温泉観覧車に温泉アスレチックも御座候。
セオリ:いつの間にそない建てたんや。
ゴエモン:アイデアが湯水のように湧き出てな。俺はこれからも温泉界の最先端をひた走る!
ホメ様:ノー、ノー……オー、ノー……ノー……
ゴエモン:ん? なにをぶつぶつ……
ホメ様:ノォーーーーーーッ!!!
セオリ:ホ、ホメ様……?
ホメ様:ガッデム!ワビサビってなによ!
ゴエモン:お、おい、なにキレてんだよ……
シエラ:いやっほー!
シエラが足元のボードを操り、ゆらりゆらりと雪の上にカーブを描いていく。
セツナ:すごっ……<スノーボード>なんてどこで覚えたの?
シエラ:私の島では冬になると雪が積もるの。それでよくこれで遊んでいたわ。
ルウシェ:あとでご教授願いたいです。
ルミエ:ひえぇ……グラグラする……
トワ:ルミエさん、離れてください、私まで、揺れ、て、ます、から……
キャトラ:スキー場まで建ててたのね。
ゴエモン:遊戯で体を疲弊させ、湯への意欲を煽る策よ。
ゴエモン:ほら、お前もカリカリしとらんで戯れて……
ホメ様:HA HA HA! そうね。じゃあこのスキー板、借りるよ。
ゴエモン:ストックは?
ホメ様:ノープロブレム。ミーがやるのは、スキージャンプね。
ゴエモン:ん? ジャンプ台なんかねえけど?
ホメ様:オーケーよ!壁をフォールダウンね!
セオリ:ちょ、ようわからんけど早まったら……
ホメ様:ヒアウィ・ゴーーーーッ!!!
セオリ:あかーん!!!
ホメ様が雪の斜面を高速で滑り降りていく!目の前には崖が迫る! 迫る!
加速したホメ様は山の外へ放り出された。吹きつける強風に服は脱げ、どういうわけか腰にタオル一枚という姿になっていた。
キャトラ:というか大丈夫なの!?この高さよ!
アイリス:見て、山のふもとに温泉が!
滑空するホメ様は山のふもとにある温泉のど真ん中に着水した。
ホメ様:……ガッデ〜ム……
ゴエモン:……どうやら、無事みてえだな。
キャトラ:よくここからはっきり見えるわね?
ゴエモン:視力20.5だからな。そんな単位あるか知らねえが。
ゴエモン:それよりあいつ、まだ怒ってるぞ。
ホメ様:Oh ここ、ローズヒップ温泉?ベリベリオシャレね。
ホメ様:……バット! ノット・ワビサビ!
ルル:お風呂上がりにソースはいかがですか〜。今なら無料です〜。
ホメ様:HEY! そこの売り子ガール!ソース、プリーズ!
ルル:どうぞ。<インフィニティX>です。
ゴエモン:あいつ、ソースなんか買ってどうする気だ?
セオリ:は? どんな展開やねん。
ゴエモン:げっ、しかもそのソースを頭からかぶりやがった……
ゴエモン:お湯がみるみる茶色く染まっていくぞ!
セオリ:ホメ様がそんな無作法なことするわけ……
キャトラ:え? なにあれ?空に巨大な物体が……!
アイリス:ちょうどホメ様のいる温泉の真上に……
突如として現れた巨大な鉄の塊が温泉に落下し、激しい飛沫と共にホメ様を吹き飛ばした。
ルル:大丈夫ですか?
ホメ様:…………
ホメ様:イエッス!温泉ブロークン!フォーーーーッ!
ゴエモン:温泉がめちゃめちゃになって喜んでんぞ。
セオリ:ホメ様がなんでそんな……
キャトラ:むむっ!
アイリス:どうしたのキャトラ?
キャトラ:山が揺れてる……!
主人公: