【劇情】白貓溫泉物語2 – 第四章(日文)
憧れの溫泉
トワ:見てください、<泥んこ溫泉>です!
トワ:この溫泉の泥には美肌効果があるんですよ。ちなみに、お湯が白いのは硫黃が空気に觸れることで……
セツナ:ちょっとちょっと、落ち着いて!
トワ:す、すみません。このような溫泉を見るのは初めてだったので。
セツナ:アオイの島の溫泉はトワの憧れだったもんね。
トワ:クジョウのお風呂も風情があって素敵でしたが、やはり本物は違います。
セツナ:なんでもいいけど、その服は汚さないでね。
トワ:わかってます。セツナが私のために買ってくれたんですもの。
トワ:本當にありがとうございます。
セツナ:べ、べつに反物デザイナーを目指してる身としては、コーディネートの勉強になるし……
セツナ:トワにはいっつも服買ってもらってるし、その恩返しというか……
トワ:気にしなくていいのに……
セツナ:こ、この話は終わり!さあ、溫泉巡り再開よ!トワのオススメは?
トワ:この近くですと<鬼地獄溫泉>が面白そうですね。
…………
……
鬼の長老:ここに立っているだけでよいのですか?
ゴエモン:ああ、地獄の門番みたいで雰囲気ばっちしだ。
セオリ:長老はん、すまへんな……
鬼の長老:いえいえ、アオイの復興のためですから。
セツナ:なにあれ、オバ、じゃなくて鬼か……よかった。
トワ:それなら拳を下ろしてください。
主人公:
キャトラ:トワとセツナも観光にきてたのね。
セツナ:ねえ、あの溫泉。赤くて沸騰してるみたいだけど入れるの?
ホメ様:ノー。このあたりの溫泉、目でエンジョイするもの。
セツナ:だ、誰?なんか溫泉に詳しそうだけど……
トワ:あなたはもしやホメ様……!
セツナ:ホメ様?
トワ:溫泉通の間では知る人ぞ知るお方です。
トワ:よもや本人と出會えるなんて……サインいただけますか?
ホメ様:イエ〜ス。これ、どうぞ。
トワ:家寶にいたします。
主人公:
セツナ:うーん……この赤い溫泉にも飽きてきた……
セツナ:ねえ、ホメ様。他におもしろい溫泉知らない?
ホメ様:それなら<丸坊主溫泉>ね。グレーの熱泥が沸騰する様子がマルボウズに見えることから……
トワ:あ、あの溫泉のことですね。
ホメ様:ノー。あっちね。
トワ:しかし、お坊さんが滝に打たれて……
ホメ様:ホワイ?
ベンケイ:一滴の湯も、滴りつもれば泉となる。
キャトラ:ベンケイ!? アイツ、なんで滝行なんかしてんのよ!
セオリ:明らかに営業妨害や!ゴエモンはん! なんとかしー!
ゴエモン:む、無理だー!
セオリ:なに泣いとんねーん!
ゴエモン:あいつには勝てねえ……勝てねえんだよ!
セオリ:はあ?そないなこと言っとる場合や……
ホメ様:アメイジング!沐浴の功徳。ワビサビね。
トワ:見てるこちらも穢れが洗われていくようです……
セツナ:お、拝むの?
キャトラ:やるわね、ベンケイ。よくわかんないけど、坊主を逆手にとったのね。
ベンケイ:そういうことじゃねえだろ。