【剧情】GODS of GLORY #1(日)

 

飛行島が力を取り戻してから、しばらくの時間が経った――

 

ハルジオン
ん~、風が気持ちいいね~。
セレナ
そうね。やっぱり飛行島の空気はこうじゃなきゃ。
飛べなくなったときは驚いたけど、元に戻ってよかったわ。ほんと。
キャトラ
あらアンタたち。こんなところで何してんのよ?
ハルジオン
ひなたぼっこだよ~。キャトラも一緒にどう~?
キャトラ
むむむ、悪くない提案だけどアンタの近くにいると何されるかわかんないのよねぇ。
ハルジオン
ひどい~。なぐさめて、セレナ♡
セレナ
なんであたしなのよ!?てか、なんでくっつくのよ!?
リーラン
セレナ、飛行島が元に戻って嬉しいのはわかりますけど、仕事を忘れないでくださいね?
セレナ
忘れてないわよ!ハルジオンがちょっかい出してくるんだってば!
ハルジオン
ごめん、迷惑だったね。私、気が付かなくて……ぐすん。
セレナ
あ、えと、その……そんなつもりじゃなくて。ちょっと言いすぎだった。ごめん。
ハルジオン
じゃあ……言葉だけじゃなくて、態度で示してほしいな……?
セレナ
は……!?ばばばっ、バカあんたなに言ってんのよ!?
ハルジオン
くふふ♪ダーリン真っ赤。かわい~♡
セレナ
あーーーーもぉーーーーっ!!
フーシャ
くす。ハルが楽しそう。
セレナ
あんたも止めなさいよ!!!
ハルジオン
ダーリンも元気になったみたいでよかった~。
アイリス
皆さんのおかげです。それに、やるべきことがはっきりしましたから。
リーラン
空の向こう>……ですね。
セレナ
せっかく皆揃ったし、あらためてアレについて説明してもらえる?
アイリス
世界消失事件の後、飛行島とバロンさんに起きた不調を解決するため、私たちはアストラ島へ向かいました。
島には謎の構造体が落下していて、不可思議な魔物が大量に発生していたんです。
戦いの末に構造体が爆発しようとしたとき……
飛行島がその力を吸収して、空へと発散してくれました。
キャトラ
で、元から変だった空があんな感じになったってわけ。
セレナ
空の向こう>に赤髪君がいるってこと?
アイリス
確証はありません。だけど、いつも私たちを導いてくれたルーンドライバーの光は<空の向こう>を指しています。
少しでも<可能性>があるのなら、それを確かめたいんです。赤髪君たちに、もう一度会うために……!
セレナ
でもさ、あたしたち今から<空の向こう>に行くってわけじゃないんだよね?
アイリス
ええ、そうです。実は一度、飛行島で限界まで上がってみたんですが……
キャトラ
行けども行けども、ぜーんぜん近づけないのよね。
???
物理的な距離ではないから、あそこへ到達するには飛行島に新しい<機能>が必要になる……
バロン
フムニール殿の受け売りだがね。
セレナ
本人はどうしたのよ。
キャトラ
どっか行っちゃったわ。『そっちは任せるよ』ってさ。
セレナ
肝心なときにいないのね……
キャトラ
バロンはどーなの?アストラ島で飛行島をバーッとやってガーッてなってたじゃない。
ハルジオン
飛行島のすごい秘密を知っちゃった~! とか?
バロン
むう……あの時のことはよく覚えていないのだ。申し訳ない。
アイリス
気を落とさないでください。みんな助かったのは事実ですから。
とにかく私たちの役目は、<空の向こう>に行く力を手に入れること、ですよね。
バロン
ええ。そのために<天丘(てんきゅう)の島>へと向かっているわけですな。
ハルジオン
なるほど~。
フーシャ
力のあてはあるの?
アイリス
ええ、目星はついています。リーランさんのおかげです。
リーラン
私はただ見つけた文献を読み解いただけです。大したことはしていません。
ハルジオン
くふふ、すごいよ~♡
セレナ
あんた、ほんと誰にでもその調子なのね……
ハルジオン
あ、やきもちだ~。
セレナ
あきれてんのよ!
バロン
ほうほうほう、もうすぐ島に着くぞ。たしか案内人がいるんでしたか?
アイリス
ええ。帝国の方が案内してくださるそうです。
バロン
待たせるわけにはいきませんな。さあ、降りる準備をしましょう。
アイリス
(必ず掴まなきゃ……<空の向こう>に行くための方法を……!)
???
……危険存在を感知。防衛機能起動――失敗。機能を限定して再試行――成功。
???
天頂(てんちょう)>を越えんとする者。阻止する。制限する。――破壊する。

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