【剧情】白猫温泉物语2 – 第十二章(日文)
不完全燃焼
ホメ様:ワンツー! ワンツー!
ホメ様がサンドバッグを叩いている。
ヒュウガ:腰が入ってねえぞ!パンチは体重移動が大事なんだよ!
シエラ:なにここ……?
ゴエモン:<トレーニングジム>、体を鍛えるための施設だ。
ルミエ:中央にリングがあるね。プロレスでもやるの?
ゴエモン:それもあるが、もっぱらここじゃ<ボクシング>のようだな。
ルウシェ:ボクシングとは?
ゴエモン:簡単に言うと、拳だけでお互いを打ち合うスポーツだ。
セツナ:あたしも練習したい。
トワ:ちょっとセツナ、どこへ……
ホメ様:ノット・ワンツー!ワビサビ・フック・フーーーック!
ホメ様:はあ……はあ……ストレスまだまだ……
ヒュウガ:少し休憩するか。
セツナ:だったらあたしもそれ、殴っていい?
ホメ様:ガールがサンドバッグ?ビサイズ、ノー・グローブ。それはデンジャラ……
セツナ:巫女ジャブ!巫女ストレート!巫女スクリュー・ブロー!!!
ホメ様:ワッツ!?
ヒュウガ:なんてパンチだ……サンドバッグが破けちまった……
セツナ:ごめん……床が砂まみれに……
ホメ様:…………
トワ:セツナ、掃除しますよ。はい、ホウキ。
セツナ:う、うん……
ルミエ:待って! ホメ様がリングの上に!
ホメ様:カモ〜ン。
トワ:セツナを誘ってるみたいですね。
セツナ:あたしと勝負ってこと? いいよ!
ゴエモン:ダメだ!男同士でやんなきゃ不公平だろ!
ゴエモン:だから俺が代わりに試合に出る!いいな!
セツナ:い、いいけど……なんでそんなに熱くなってるの?
ヒュウガ:その前にウエイトを計らせてくれ。
ゴエモン:当然だ。同じ階級じゃないと不公平だからな。
ゴエモンは体重計に乗った。
ヒュウガ:かなりオーバーしてるな。
ゴエモン:……筋肉をつけすぎたのが原因か。
ゴエモン:致し方ない!絞ってくるので、しばし待たれよ!
…………
……
シエラ:遅いわね……
ルウシェ:島を一周してくると言ってましたが……
ふう……戻ったぜ。
ルミエ:おかえ……り?
セツナ:ほっそ!?
ゴエモンは再び体重計に乗った。
ゴエモン:これでどうだ?
ヒュウガ:大丈夫そうだな……よし、リングに上がれ!
ゴエモン:おう!
ヒュウガ:3分12ラウンド、TKOはなし。立てなくなったほうが負けだ。
ホメ様:オーケーね。
ゴエモン:1ラウンドで終わらせてやる。
ルミエ:じゃあ、わたしたちはセコンドでもやろっか。
ルウシェ:それはどういう……
ルミエ:うーん、選手のケアをしたり、アドバイスしたり?
ルウシェ:なるほど、ケアですね。
ヒュウガ:それでは試合開始だ!レディー・ゴー!!!
ゴエモン:っしゃ! いくぜー!
ゴエモン:は?
ヒュウガ:タオル投入により試合終了!勝者、ホメ様!
ルウシェ:ええっと……?
ゴエモン:なにタオル投げてくれちゃってんの!
ルウシェ:まずは汗を拭いたほうがいいと思いまして……
ホメ様:…………
ホメ様の拳は行き場のない闘志に満ち溢れていた。
ホメ様:ノット・バーニィィイイング!!!
トワ:ホメ様がまた逃走を!
シエラ:はあ……追いかけるわよ。