【剧情】希菈(温泉)的回忆
回忆四
ラーウェイ:俺の料理は『トムヤムクン』だ!いっけえええええ!!
主催者:辛ッ!? 次!
キャシー:お肉たっぷりの『シチュー』よ!自分で作って、自分で食べる!
主催者:私の分は? 次!
コーン・ポップ:カラダ ハジケテ ポップコーン!
主催者:テーマは汁物です。次!
キャトラ:激戦ね!
キャトラ:あ、次がシエラの番よ!
アイリス:がんばって……!
主催者:これは……?
シエラ:『どんがら汁』よ。田舎の郷土料理なの。
主催者:なるほど、味噌汁に魚とは珍しい取り合わせですが……
主催者:――これは、美味い。魚の身の旨みと上品な味噌の香りが実に合う。
主催者:クセの強いキモの風味を、ネギのさわやかな甘みが支えています。
シエラ:岩のりがあると、本当はもっと美味しいんだけど……
ミチカ:次は私の番ですね。私の料理はこれです。
主催者:これまた、ずいぶんと具だくさんな……
ミチカ:『だご汁』です。どうぞご賞味ください。
主催者:では……。――ッ! これは美味い!!
主催者:一見、雑多に放り込まれているすべての食材の風味が、シンプルながら奥行きのある上品なダシの香りによって完ッ璧に調和しています!
主催者:これは……文句なしの決勝進出です!
シエラ:即決……!?
シエラ:……すごい。
その後も審査は進み――すべての予選通過者が出揃った。
決勝に歩を進めたのは、ごくわずかのみ。そしてその中には――
ミチカ:お互い勝ち残れてよかったですね、シエラさん。
シエラ:ええ。……あなた、すごい人だったのね。
ミチカ:これでも一応、本職の料理人ですから。まだまだ未熟ですが。
ミチカ:実家の野菜を広めるために、世界中を飛び回りながら修行してるんです。
シエラ:……世界を……
ミチカ:では、また後ほど。決勝でもよろしくお願いしますね。
キャトラ:おーいシエラー!予選突破おめでとー!
アイリス:決勝、がんばってくださいね!
シエラ:うん、勝つわ。フレイヤのために。
シエラ:(……でも勝てるのかな、私に)