【剧情】希菈(温泉)的回忆
回忆二
シエラは読んでいた温泉街の案内カタログをそっと閉じた……
シエラ:(……やっぱりないよね。都合よく貸切できる温泉宿なんて……)
シエラ:(もしあったところで、お金が足りないだろうし……)
シーエーラ~~~!
シエラ:みんな、そんなにあわててどうしたの?
キャトラ:アンタ、料理得意よねっ?
シエラ:う、うん。一応それなりには……
キャトラ:ならこのチラシを見んしゃい!
シエラ:これは?
アイリス:前に温泉街を回ったときにもらったチラシがたまっていたので、みんなで見返していたんです。
アイリス:フレイヤさんにもアオイの島を楽しんでもらえる手がかりが、見つかればと思って……
キャトラ:そして見つけたのよ、それをね!
シエラ:えぇと……入浴ダイエットの手順?入浴時間は10分。温度は41度。入浴前にお水を一杯飲み……
アイリス:すみません……それ私のメモです……
キャトラ:裏じゃなくて表を見るのよ。
主人公:
シエラ:『アオイの島・料理こんてすと』開催決定……?
キャトラ:そ。開催日はちょうど今日!
シエラ:当日エントリーOK……あなたの作る最高の一品を、アオイの島の名物にしてみませんか?
シエラ:優勝賞品は……温泉旅館の一日貸切権……!
アイリス:貸切だったら、フレイヤさんも人目を気にせずのんびりできると思います!
シエラ:たしかに……
シエラ:……でも、料理が得意っていってもしょせん素人だし……
シエラ:美味しい野菜を、もっと美味しく食べたかったから勉強しただけよ。
キャトラ:なせばなるわ!
シエラ:……なるかな?
キャトラ:だっておいしかったもん!アンタのイモ煮!!
シエラ:あ、ありがとう。
シエラ:……そうね。やる前から諦めたらなんにもならないよね。
シエラ:広い世界を見て回る……そんな私の願いが叶ったのは、フレイヤのおかげだもの。
シエラ:私はフレイヤに恩返しがしたい。
主人公:
シエラ:よしっ……フレイヤに内緒で優勝して、あとでびっくりさせるんだから!