【剧情】永远(温泉)的回忆
回忆四
トワ:キャトラさんたち、大丈夫でしょうか……
セツナ:少し休憩すれば平気だって。一応、ダイフクたちもつけてきたしさ。
セツナ:ねー、トワ。この<お見合い温泉>って、なんでそんな名前なの?
トワ:男湯と女湯の仕切りに、小窓がついていますよね?
セツナ:うん。閉まってるけど。
トワ:その窓を通して、男湯にいる方とお話ができるんですよ。
セツナ:へぇ、おもしろいねー……
セツナ:――って、えぇっ!?向こう側から見られちゃうってコト!?
トワ:安心してください。女湯側からしか開閉できません。窓もとても小さいですし……
セツナ:なーんだ、びっくりした……
トワ:ここでの出会いがきっかけで、結ばれた男女もいるそうですよ。旅先で運命の出会い――なんて、まるで物語のようですね。
トワ:それよりセツナ、ここの泉質はとても珍しいんです♪油分が少し含まれていて、美肌などに効果が――
セツナ:……ね、トワ。
トワ:はい?
セツナ:ためしにちょっと開けてみない?
トワ:……っ!? あ、開けません!な、なにを考えているんですか!?
セツナ:だってせっかく窓付いてるのに。トワも興味あったから来たんじゃないの?
トワ:実物を見てみたかっただけです!
セツナ:こんな小さい窓なら平気だってー。
トワ:そういう問題ではありません……!
セツナ:運命の出会いがあるかもよ?
トワ:求めていません!
セツナ:つまんないのー。トワは頑固なんだからなー。
トワ:セツナこそ、いつもいつも勢いだけで行動しすぎです。
セツナ:ねー、面白そうじゃん。せっかく来たのに、もったいなくない?
トワ:ですが……はしたないですよ……
セツナ:ちょっと開けるだけだって!で、すぐ閉める! どう?
トワ:……はぁ。
トワ:本当に一瞬だけですからね。……すぐに閉めてくださいね!
セツナ:そうこなくっちゃ!
セツナ:えいっ。
セツナ:なんかごめん……
トワ:いえ。私も同意しましたから……
セツナ:あの人ずっと、扉見つめてたのかな?
トワ:どうでもいいです。