【剧情】GODS of GLORY #3(日)
| ジュダ グルァッ!! | |
| セレナ たぁっ!! | |
| アイリス みなさん、怪我はありませんか? | |
| アイシャ ああ、問題ないよ。だが思ったよりも苦戦したね。 | |
| セレナ うん。やっぱり魔術も魔法も効力が落ちてきてる。……<闇>の力もね。 | |
| リーラン その反面、新しい魔物の脅威は増しています。タイカンの軍も苦しい状況ですね。 | |
| アイリス 私たちが使っている<EMETH(エメス)>のように、新しい対抗手段も開発されています。じきに多くの国に行きわたるはずですよ。 | |
| リーラン ええ、話は聞いています。ただ……タイカンの懸念(けねん)はそれだけではないんです。 | |
| ジュダ ……民衆か。 | |
| リーラン はい。まだ暴動や内乱にまでは発展していませんが、日に日に不安と不満が溜まっているのがわかります。 | |
| ジュダ 帝国も似たような状況だ。皇帝が積極的に演説や公示を行うようになって、多少は鎮められているがな。 | |
| リーラン さすがですね。それに比べて私は国王代理だというのに…… | |
| ハルジオン あれ、そういえばタイカンの王様は……? | |
| リーラン タイカン国王……ケンセイ様はしばらく前に<波蝕の島>で亡くなったんです。 | |
| ハルジオン ……そっか。ごめんね。 | |
| リーラン いえ、お気になさらず。あの方の夢は終わっていません。タイカンは統一されましたが、まだまだ問題は山積みです。 副官である私が、もっと頑張らないと。あの人に叱られてしまいますから。 | |
| セレナ ………… | |
| フーシャ その耳飾りは……? | |
| ジュダ ……形見か。 | |
| リーラン ええ。これを持っているとなんだか見守られているような気がして背筋が伸びるんです。……未練がましいでしょうか? | |
| ジュダ 人が死しても<想い>がすべて消えるわけではない。大事にすることだ。 | |
| リーラン ……はい。ありがとうございます。 | |
| ジュダ 祭壇はこの先だ。行くぞ。 | |
| ハルジオン セレナ、どうしたの? | |
| セレナ あ……ごめん。ちょっと考えごとしちゃって。 ………… | |
| ハルジオン ふ~っ♡ | |
| セレナ ひゃぁぁぁぁっ!? いいいい、いきなりなにすんのよっ!? | |
| ハルジオン くふふ、元気になった~♡ | |
| セレナ ああそうね、おかげでね!吹き飛んだわよ、いろいろと! | |
| アイシャ そういえば、あの事件の時に私を介抱してくれたのは君たちなんだってね? | |
| フーシャ 世界消失事件のことかな。私たちは手伝っただけ。頑張ったのはお医者さんたちだよ。 | |
| アイシャ そうだとしても、礼を言わせてほしい。ありがとう。 | |
| フーシャ うん。どういたしまして。元気になってよかった。 | |
| アイシャ あの時は情けないところを見せてしまった。今回はその分も頑張るとするよ。 | |
| ハルジオン くふふ、恥ずかしいところ、もっと見せてくれてもいいよ♡ | |
| セレナ (ほんとすぐにぺったりするんだから……) | |
| アイシャ 魅力的な提案だが遠慮するよ。痛くない腹まで探られそうだ。 | |
| セレナ (動じてない……!) | |
| ハルジオン そっかぁ……ざ~んねん。 | |
| アイシャ 君が本気になったら、また誘ってくれたまえ。 | |
| ハルジオン はぁ~い♡ | |
| フーシャ (……なんだろう、この……) | |
| セレナ (ピリッとした緊張感……!) |


